2017年10月20日金曜日

あらためて思う、寿命のコト。




髪とお肌の未来を守るヘアーサロン hairエムドゥ.

代表 ハヤトマサルです。


さて、僕の個人的な話ですが、

とても身近なところで、亡くなった方、大病を患っている方、

慢性的な症状に悩まされてる方などなど、本当に多くてですね、、、

それぞれの低年齢化が進んでいるような印象を受けます。

それでも反面、長寿大国日本!とは。

・・・なんでしょうか、この違和感。

今回は髪やお肌についてはお休みして、ヒトの命・『寿命』について考えました。

少し昔にさかのぼって、スタートしてみます。


【平均寿命って?】

『桃太郎』という昔ばなしがありますが、桃太郎を拾い育てたあの老夫婦の年齢って、

いくつぐらいだと思いますか?

物語ができたのが室町~江戸時代であり、当時の平均寿命が30~40歳らしいので、

更にご夫婦ご健在であったことも踏まえると、

実にアラフォーではと推測されるワケです。

・・・年下の可能性・大。

※『平均寿命』は統計学的に予測した寿命であって、実際生きたかではなく
 その時代の0歳児が社会情勢などの大きな変化がない限り達するであろう
 年齢の予測が平均寿命であって、重要なのは乳幼児の死亡率になります。

※ちなみに信長の「人間五十年~」という出陣前に一節謡ながらの舞は
 当時の平均的な寿命を指した話ではないそうです。日本の平均寿命が
 50歳を超えたのは、なんと戦後1947年以降です(驚!


【神が人になる時】

江戸時代、庶民より圧倒的に恵まれていた環境の将軍家ですら、

生まれた子どもの半分が5歳までに亡くなってました。

その時代「7歳までは神のうち」といわれ、数え年で7歳になってやっと

人間社会の存在として数えましょうとなるという、乳幼児死亡率が非常に

高かった背景が浮かびますね。

※現代にも残る、子供の成長を祝う『七五三』は、当時かなり重たい意味の
 お祝いであり、無事に終えた子どもはやっと人間界に仲間入りできる、
 というものでした。



乳児死亡率ばかりでなく、寿命を縮める病の流行などもありまして、

調べてみると当時まだ原因が解明されていなかった天然痘、麻疹などで

多くの方が命を落としたようです。

その他にも梅毒やコレラ、流行り風邪(インフルエンザ)などなど。

・・・そして更に意外な病も流行したのです。


【江戸時代の意外な奇病】

当時、江戸にばかり流行する病がありました。

多発神経炎、浮腫(むくみ)、心不全を三徴とする病で、

多くの死者が出ました。

江戸ばかリ流行るので『江戸わずらい』と言われ、

将軍、上級武士を中心に、町民まで幅広く流行したその奇病とは!


『脚気』です。

そうなんです、カッケです。ビタミン欠乏症の一種で、ビタミンB1(チアミン)

の欠乏によって心不全や末梢神経障害をきたす疾患です。

江戸時代の江戸では富裕層を中心に玄米を精米しては白米を食べる習慣が広まり

将軍、富裕層に脚気が流行しました。その後、一般武士や町人、地方にも広がる

ワケですが、今でこそ解明されているビタミン不足 → 精米してビタミンB1が

玄米の1/20になってしまった白米が主食で、副食をあまり摂らない食文化が

脚気大流行の原因といわれています。

※ビタミンB1は、卵・乳・豆類に多く含有されてます。これらを十分に摂る
 食習慣がなかったということですね。
 

【もう江戸時代じゃないもんね、でも・・・】

しかし、その後の大正時代でなを、結核と並ぶ二大国民亡国病といわれた『脚気』。

1910年にビタミン不足が原因と判明し治療可能になったものの、死者が1千人

を下回ったのは1950年代らしいです。

更にさらに、1970年代には食の変化・ジャンクフードの偏食によるビタミン欠乏問題、

1990年代には点滴輸液中のビタミン欠乏による脚気患者大量発生という医療問題まで

発生するという、何とも学習のない歴史があるのです。


【そんなことやってても、延びる寿命】

戦後1947年の平均寿命は50歳ほどでしたが、現在の日本人はというと

・男性 80.98歳 (世界第二位)  

・女性 87.14歳 (世界第一位)

となってまして、これは小児医療の発展による、乳幼児死亡率の大幅な低下、

衛生環境の改善による感染症リスクの低下や、戦後は肉類を多く食べるようになり、

動物性のたんぱく質を取れるようになったことなどなど、様々な要因が合わさり

世界で一番の長寿大国となりました。

・・・しかし、『健康寿命』はどうかというと、少しし違います。
 
・男性 71.19歳 (H25年データ)

・女性 74.21歳 (H25年データ)

平均寿命との差を考えると、寝たきりまたは介護を要する可能性のある期間

・男性 平均9年

・女性 平均13年

と、単純に考えてこうなるんですよね。意外と長いのです。

・・・しかしこの状況、日本特有かもしれません。。


【日本人の老後は世界の非常識?】

高福祉国家スウェーデンと比較すると、日本には150~200万人といわれる

寝たきり老人に対し、スウェーデンにはほとんどいません

いても終末期ケアが行われる数日から数週間と短期間だけだそうです。

この違いはどこから生まれてくるのでしょうか?


80年代まではスウェーデンでも過剰な延命治療が行われていたそうですが、

終末医療の考え方、死に対する意識の変化があり、無用な延命をして苦しみながら

生かされ続けるよりも、穏やかで自然な尊厳ある最後を迎えることの意義が

生死観として国民に生まれてきたことによる自然な流れらしいです。

現在の日本は、死ぬ間際まで点滴やカテーテルを使った静脈栄養を行う無理な

延命措置が一般的で、病院のベッドでチューブだらけで身動きが取れない状態でも

少しでも長く生きることを求める考え方が支配的です。。

『寿命』の最後の過ごし方が、長く苦しい日々になる可能性が高い日本。

さて。。


【今回、何が言いたかったかというと】

日本には良いところも沢山あります。

ひとつは戦後早いタイミングで確率した国民皆保険制度、経済状態に関係なく

医療が受けられるようになったこと(←所得によって平均寿命に大幅な差が出る国も

ある中では、の話。現在の医療と国民の関係には疑問あり。また別の機会に。)

識字率世界一の日本は正しく行えば細かな教育が可能な国です。正しい情報を

正しく伝えれば、隅々まで届く国なんです。(←ココが悪用されやすい。。)

和食、発酵という食文化も、体を温める入浴文化も、健康的な生活を

日常的に継続しやすいという土台があります。

半面、その素晴らしく恵まれた環境に気が付いていない、もしくは手放しで

日常のすべてを受け入れてしまい、疑問を持つアンテナが立っていない方が

多いように思うんです。

※和食は良い!といっても、その日本食を作る調味料である醤油も味噌も
 みりんも塩も売っていない現状です。『えっ?売ってるよ?』ですよね。
   身近で買い物ができるスーパー等で普通に変えるものの中にはほぼ無いです。
 残念なことにスーパーに並ぶほぼ全て醤油風調味料であり、味噌風であり、
 みりん風であり、塩に関しては精製し過ぎてミネラル分が欠如した
 塩化ナトリウムなのです。○○風調味料については今後掘り下げていきます。
 ハッキリ言って悪いです。


誰もが日々、それぞれの生活を守る為に活動し生きてると思います。

僕はそれに加えて、痛かったり、苦しかったり、辛かったりという要らぬ

オプションを人生になるべく持ち込みたくないのです。

なので、食べるものや肌に触れるものなどに少しばかり気を使っているんです。

それが活かされているのが、hair エムドゥ.というわけです。

※世界一安全なシャンプー、だし、塩、枯草菌入浴剤、食品レベルの
 美容液、口内の細胞を殺さない歯磨き粉などなどの取り扱いがあります。
 自分たちが日常的に使いたいものだけ取り扱ってます。

僕の父親は14年の闘病生活ののち、病院で亡くなりました。

人生の1/4が病院のベッドだったひとです。国が違えば、もう少し違う

晩年を過ごせたかもしれません。欲を言えば、今ある情報や知識を

当時の日常に活かせたなら、違う人生・寿命だったかも。

このブログタイトル「ほんのちょっとで いつもがかわる」は、

意識や知識で、様々なチョイスの少しの変化が、日々を変えるという事を

本気で伝えたくてつけました。今後、もっと核心に迫っていく予定です。


寿命の話でしたね(笑)

最後まで自分のものとして人生を生きられるようにしていきましょう。

僕も、あなたも。


・・・結果、まとまりませんでしたね。。


次回予告!かなり大変な事になってる【ミネラル不足】についてです。

キレイ髪や美肌の話は次回もお休みします(宣言)






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